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唯さんを安全県内に届けて私は美夜さんが見当たらない事に気づき
美夜さんを探して歩き出す
すると別荘の裏から美夜さんの歌声が聞こえた
私はこっそり覗き込む
そこには歌いながら踊る美夜さんがいた
皆遊んでるのに……
「美夜さん」
私は気づくと美夜さんに声を掛けていた
そして私の声に気づき美夜さんが振り返る
「みんなと遊ばないんですか?」
「ごめんなさい、ちょっとどうしても気になって……」
「やっぱり……ラブライブ近いからですか?」
「それもあるけど……やっぱりなかなか上手く行かないのよ……いろいろ」
完璧な美夜さんにも苦手な事はあった
来夏さんの様に1度見ただけで覚えきれない美夜さんは皆の足を引っ張ってないか心配なのです
「でも美夜さんはすごいですよ、私なんかターンで足を踏んだりするのに美夜さんは綺麗に回るし」
「たまたま運動神経が良いだけ……運動神経が良くてもちゃんと踊れなきゃ意味が無いわ」
「そんな事ないですよ!……だってアイドルは苦労して練習したりしてやっと綺麗に踊ったり歌ったりするものですから……それに……私何かより数倍は上手いですよ…私こそ全開できないし……」
「……」「……」
私達はその後何も言えなくなってしまった
「ねぇ、私達ってどこに向かってるの?……ラブライブが終ったら私達はどうするの?」
「それは……ごめんなさい……まだ答えが……」
「……私こそごめんなさい……今日はもう休むわね」
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