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はあ……なんと言うか…結構歩いたけど
いつもより喋らないから会話が進まない
正直沈黙が続いて辛い
なのでそろそろ私が切り込む事にした
「あの?美代さん」
「どうしたの?」
美代さんは振り返らず返事をする
「えっと、昨日はすみません……美代さんがあんな事思ってたなんて気付かなくて……」
「いえ、私こそ……その……」
美代さんがいきなり振り返り頭を下げる
「ごめんなさい、意地悪な事言って……」
「え……」
正直驚いた
けど私も
「私もごめんなさい……これからの事……考えなきゃなのに全然考えてなくて……」
「気にしてたのね……」
「そりゃぁ……三年生は卒業もありますしね」
「そうね……もう何ヶ月しかないのよ?……」
「四季さんも静さんも来夏さんも……忙しいのに私に着いてきていいんですかね……」
「そうね……でも3人揃って同じ事を言ってるわ……fairyに入ってから毎日が楽しいって……今が楽しいならいいんじゃないかしら」
「違い無いですね…」
美代さんと二人っきりで話すのはいつ以来だろう
もう覚えていない
「ねぇ?」
「どうしたんですか?」
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