第1楽章お祭り

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「あるんだ!ってか……パン屋でギターも弾けてでかい家に住んでるって…何者なの」 唯さんが苦笑いしている 「ふ、普通のお父さん…だよ…多分」 私も苦笑い 確かに疑問にも思いたくなるよね 「ところでぇ……こんなに大人数で来ちゃって良かったの?」 「事前にそうなるかなって思って言っといたから問題はないけど、流石に全員で来るとは思わなかったけどね」 「まぁみんな楽しそうだしねぇ…前は真昼ちゃんと一緒についてきてたからしょっちゅうだったけど今はあまりだし……」 「今はスクールアイドルが忙しいからね、仕方ないよ」 「でも、たまにお泊まりに来ていいかなぁ?私……やっぱりたまにはこうしたいの」 雅ちゃんは寂しげにそう言ってきた 確かにここ最近は真昼ちゃんと雅ちゃんと3人で一緒にいる機会はなくなってしまった なので実は私も 「そうだね、3人でしか話せない事もあるから私も前みたいに集まりたいかな……」 「じゃあ後でまたそのこと話そお?」 「そうだねえ」 さてここでやっと一息つくのですが何せこの人数が家に集まるのは初めてなので不思議な気分 音楽部屋と言え小さいのでスペースも余り無い 父の楽器が置いてあるからスペースも割と狭い とは言え私のピアノもあるんだけどね 「早速レッスンする?」 「私は……歌いたい……」 「いいんやない?」 「賛成!!」 「えーめんどい」 「夕ちゃんは無視で」 「私はいつでもOKよ」 「うっそでしょお……四季ニャンさっきまで半分上がってたくせにい」 「うっさい(ゴスッ)」 「私もいけるよおー」 って事でお祭りでやる曲の練習が始まった ただ……余り大きなお祭りでは無いので正直知名度は期待出来ない
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