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そうなった原因としては頭痛が大部分を支配する。何故かカイトの頭痛は収まる気配が無いのだ。
起きた時の頭を叩かれているような痛みは収まっているが、しかし頭の内側で生じている痛みが時間が経つにつれ増しているように感じる。
それが起きたのは路地裏に入った瞬間から継続しているが、この場所――恐らく先程までカイトがいた路地裏の更に奥だと思われるここを見た瞬間から頭痛は勢力を増している。
「くそっ、何だってこんな時に……!」
「はぁ?何ぶつくさ言ってんだ?ぶっ殺すぞ、オラ」
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