金木犀が香る街角で…

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「…それは、ここで働いてもいいってことかな。」 「お話次第では。」 そう答えたら、速水さんは、ニコッと笑ってくれた。私が、初めて見た人懐っこい柔らかな笑みだ。 「…それじゃあ、ここの仕事について、話をしよう。結論は、それからでも遅くないな。」 そう言って、速水さんは、メモと鉛筆を用意してくれた。
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