動き始めた世界

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いつもと変わらない私を演じつつ Gの横顔を眺める私 助手席からのGの横顔に すっかり慣れ始めると同時に その風景をとても好きになり ずっと彼越しに世の中を見ていたいと想う そんな物思いにふける私にGが一言 「俺お前のこと好きやわ」 とても苦しそうに吐き出された言葉が印象に残る 悪いことでもしているかのような その言い方に 胸が痛くなる私 そして私は決心する。 今の旦那とは別れよう この先こんなに素敵な出逢いはない 私の人生はこの人といるためにある この人と同じ時を生きて 沢山の思い出と愛を育んでいくと... 今までの裕福な生活も 保証された未来よりも 私は私の幸せを自分で選び この手でつかむことを...
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