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アニーらしき軍人は、ロープを握りしめて、降りて来るのでした。
「あ、バリアに当たりますよ!」
「もし、あの軍人が本当にアニーだったなら無事に通過するはずよ」
あのバリアを無事に潜れるのは、あたしとトートとアニーだけだよ。大王とメェ~メェ~おかんとは別だけどね」
「あ、バリアを通り抜けましたわよ! アニーさんですわよ!」
「そうだなアニーだな、顔の火傷がそう物語ってるよ」
「手を大きく振ってますよ」
トートはアニーにあわせて手を大きく振るのでした。
「ったく、キーコさんも振ってあげたらどうなんですか?
すこしはアニーさんを歓迎なさいよ!」
アニーはテニスコートに降りると、両手でヘリに指図を送り、ヘリは舞い上がり去って行くのでした。
そして、アニーは、キーコ達の方に振り向き、軍人らしく力強く踏みしめて来るのでした。
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