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キーコは訊きだすのに慎重になりました。
と言うのは、今の世界と別の世界を自由に行き来できるのは、メェ~メェ~おかんしかいないからでした。
メェ~メェ~おかんを怒らせたら大変です。
「メェ~メェ~おかんのことは後で伺うとして」
「何でだよ?」
「何ででもだ!」
「メェ~メェ~おかんが何か不都合なことがあったら連絡しろと」
「あぁ、だから大切なメェ~メェ~おかんのことは後で伺うわ」
「だから何でだよ?」
「ボナニー、君はオムライスの恩を忘れたのか!?」
「あぁ、メェ~メェ~おかんのことは後でいいよ」
「うん、君は中々聞き分けがいいわね。
さてボナニー、君はアニーと言う人物を知っているかな?」
そう訊いたキーコは、つばを呑み込んでいました。
「私も呑み込んだわよ」
トートもつばを呑み込みました。
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