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手や足は氷のように冷たい。
そして顔色は鏡を見なくてもわかってる。
絶対に真っ青だろう。
無意味に体育座りをしたり、斜めから見たり、上から覗いても明細書の金額は変わるわけがない。
夢であってほしい……
そして、いつものように彼氏(元)が仕事が終わって笑顔で帰って来てくれる。
そんないつもの日常がまた繰り返されれば……
_____と願っても、借金が返済できるわけがない。
その総額ざっと250万。
カード会社に借りるだけ借りて、ショッピングをしまくって出来た借金だ。
しかもこれは私の買い物でもなければ、借りたわけでもない。
全ては彼氏(元)が作ったもの。
「あぁ……こんなことになるのなら、簡単に財布を渡すんじゃなかった……」
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