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「必死か!」と心の中で突っ込んでしまった。
本当、ハルって普段は気遣いのできる癒し系のイケメンのくせに、急に男としていやらしい部分を出してくるから戸惑ってしまう。
「ちょっとはこっちの準備もさせてちょうだい……」
ため息交じりに独り言を呟く。それをハルが聞き逃すはずがなかった。
「あっ、じゃあクルーザーから降りたらランジェリーでも見に行こうか。一緒に見て選んであげるよ」
「ぜーったいにいらない!!」
これ以上この話題を伸ばしたくなくて、ハルの両頬を掴んで怒った素振りをしてみる。
でも、そんなものはこの人には通用しなかった。
ニコッと癒し系の笑みを送られてから、軽くキスをされてしまう。
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