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好きな男には誠心誠意尽くせというのが私の持論だ。
だって、自分が惚れた男なんだもの。
自分が信じなくてどうするの?
助けを求められた時、私以外、誰がこの人を助けてあげれるっていうの?
こんなに潤んで熱い瞳を向けられたら、絶対に手を差し伸べないなんて選択肢は私の中にない!
_____今、思えばそれが間違いだったんだ。
どうして惚れたのか。
それは性格は除き、外見は私のドストライクに好みの男だったから。
そんな彼をどうして誰も彼を助けなかったのか。
それは私以外、誰も彼の周りに人間がいなかったから。
つまり、彼は誰からも信用されない人物だったんだ。
だからこそ、そばにいるたった一人の私にあんなに熱い瞳をいつも向けていたんだ……
逃げられたら困るもんね……
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