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毎日、毎晩、一緒に夕飯を食べていたのに、 たった4日離れるだけで、不安になったり、何か足りないような寂しい気分になっていたのに、 久々に彼の顔を見て、 内緒話してるだけで、すっかり気分もあがって、満たされてしまう。 大部屋だから、ベラベラ話せなくて、お互い、囁き声だけど、 その彼との距離も、触れる手も、私が求めていたものだった。 優しい顔で、頭を手櫛でかきあげる仕草をしたのは、これで4回目。 なんかくすぐったいけど、心地よい幸せな気分になる。 目が合うと、顔を近づけて来たと思った次の瞬間にはキスをされていた。 カーテン越しには、住人がいるのに、彼の大胆な行動が珍しく、一瞬体が固まる。 外ではそんなことしない人なのに、突然だから驚いて、 「ここ、家じゃないのに。」 ホントは嬉しいくせに、否定するようなことを彼の耳元で囁くと、 「今はここが家みたいなもんだろ」 と返答された。 カーテンから二人の行動が透けてないか気になって、周りを見渡したけど、隣の人影までは見えていないことに一安心してホッとする。 彼も同じように、一瞬椅子から立ってカーテンで囲むベット周りを見渡したあと、 今度はベットに片手を付いて、至近距離まで顔を近づけると、一瞬、ふっと笑ったあと唇に触れるだけのキスを落とした。
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