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3通目のメールは、
「もし、産まれそうになったら、ここへ連絡して」
と職場の部署の名前と緊急連絡先が書かれていた。
彼の職場は、病院だから、携帯に連絡しても気づいて貰えるのは、休憩時間か終わった時だろうから、
実際に、産気づいた時の連絡先を聞いておくのは、大事なことだ。
だけど、それはもっと先だと思っていた。
昨日の医師の話から、実際にそんなことが起こることも可能性はゼロではないことに、彼も危機感をもっているんだろうと伝わってきた。
部屋に戻り、ベッドに横になって彼にメールを返信する。
「私も、寂しい夜だった。
でも、赤ちゃんが1日でも長くお腹にいられるように、
医師の言いつけを守って治療に挑みます。
特に不便ないから、心配しないで。
緊急連絡先も、ありがとう。
何か緊急事態があれば、連絡します」
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