0人が本棚に入れています
本棚に追加
思えば喧嘩の原因って昔から私だった
素直じゃないから直ぐ喧嘩になる
本当私って
「馬鹿ね」
そんな時ふっと行きそうなとこを思い出した
「あーあそこね……」
その目線の先にあるのは観覧車だった
しずと喧嘩するといつもあの子はいつも高いとこに隠れていた
だからここで高いところって言ったらあそこしかない
「私もだけどお互い世話が焼けるわね……本当に」
案の定いたのだが…乗らずにそこにぼーっと立っていた
「しず?」
「四季にゃん…ぐすっ」
涙目になりながらもこっちを振り向く
「ごめんね……私……」
言いかけてしずはいきなり私に抱きつく
「ど、どうしたのよ……」
「うわああん……私ね?しずと喧嘩していろんなとこ歩いてたの……どっかで頭を冷やしたくて……そしたら迷っちゃったし知らない人しかいないし……心細くて周りを見てたらここが見えて……ここなら四季にゃんは絶対見つけてくれるって思ったから…」
「え……」
「見つけてくれてありがとう……私もごめんね……」
「いいわよ……私も悪いし……」
「四季にゃん……本当にありがとう」
「いいから……行くわよ?一緒にμ's見るって言ったでしょ?」
「うん!」
「馬鹿…ずっとそばにいなさいよね…」
「え」
「ああー違う違う!一緒にいないとあんたがまた迷うから!」
「にゃー?」
最初のコメントを投稿しよう!