NO.1 -SIDE朱音-

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男臭さもないけど、女っぽさもなくて、きっとちょうどいいんだと思う。 寄ってきてる女の子達だって、いわゆるスクールカースト上位みたいな派手な感じじゃなくて、でも、地味に彼氏が途切れなさそうな、そんな感じの女の子。 間違っても私みたいな根暗ちゃんではない。 「…ん。」 そんなこんな思って顔をながめてるうちにこの男が起きた。 「…朱音、今何時?」 「夜中の2時半。」 「そっかぁ…じゃあ寝る。」 く、くそっ。また寝やがって。 いけない。また言葉が悪くなっちゃってる。 ま、また眠りにつきなさって。 いや、なんか違うな。まぁいいや。 こやつはそーゆーやつだ。
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