序章 死の定義

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† † † あぁ、何人殺しただろうか…… 俺はいつしか殺しても殺しても満たされなくなった。 はじめは、怖かった。 でも、殺した人間の死に際の顔を見ていると不思議とゾクゾクしていたのだ。 いつしか俺は捕まってしまった。 どうやら殺しすぎたようだ。 警察が話していた限りでは47人殺したようだ。 これだけ殺したら死刑は免れないだろう。 連行されているパトカーの中、 「あは、あはは、アハハハハハハハハハハっ!」 何がおかしい、黙れとつまらない事をいう警官に俺は 「あはは、楽しかったよ。俺的にはまだ、足りないんだけどね。」 そう言い残し、舌を噛み切って自殺した。 † † †
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