序章 死の定義

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† † † 平凡な毎日。同じことの繰り返し。 それなりに楽しいし、嫌なことだってある。 友人達と言った遊園地でのお化け屋敷もホラー映画も何も怖くなかった。 そんな私が唯一怖かったものは、死ぬこと。 いつ死ぬかわからない、どこで死ぬかわからない。 そんな漠然とした恐怖に苛まれるようになったのは最近のことではない。 遅いか早いか、それが耐え難い苦痛となって私を襲っていた。 私はいつか来る死を受け入れる事にし、川へ身を投げ、自殺した。 † † †
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