124人が本棚に入れています
本棚に追加
しかしこのままでは、一番隊の仕事ができない。
そして私に任された仕事といえば、洗濯物干し、たたみ、朝夕飯の支度の手伝いもろもろ…
「女中か!!!」
「うぉわっ!」
隣にいた総司が驚いて声をあげた。
そして私のツッコミ一つで思ってる事を読み取った総司が私へ言葉を投げかけた。
「一番隊副隊長は暫くお休みだね。佳奈は佳奈の仕事を全うしな。」
そういいながら大きい手が私の頭を優しく撫でた。
とても優しい顔をしていた。
私は単純に総司に慰めてもらえた事、撫でてくれた事に喜んだ。
「そう…。佳奈は佳奈の、ね」
総司が何かしようとしてる事に気づかずに。
最初のコメントを投稿しよう!