信頼。そして仲間

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そのまま佐竹さんは言葉を続けた。 「総司はん、新人隊士はんを借りてもええ?この子に着物渡して持ってってもらうさかい。」 「わかったー」 「行きましょか」 2人のが終わった後、私は佐竹さんに手を引かれ中へと連れてかれた。 「僕のやろうとしてること見抜かれたか~~」 総司のその言葉を背にして。 中に入ると、まわりが女だらけでとても心が安らいだ。 …ふとその女中さん達の中に見覚えのあるシルエットを見つけた。 「……楓?」 楓とは、高杉晋作ファンの私の現代の友人である。 楓と思わしき人はこちらを振り向いた。 やはり顔も同じだ。 楓もタイムスリップスリップしてここまでやってきたのだ。 「楓!!タイムスリップできたんだね!!!私高杉晋作に会えたよ!会った!?」 私は楓に抱きついて喜びを分かち合った。
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