Love traveler

27/46
前へ
/46ページ
次へ
☆24-2 箸が止まっているので カナはタケルを見て首をかしげた 「タケルさん、食べないんですか?」 「ん?あー食べるよ。」 食べ始めたタケル どうしちゃったのかな?美味しくなかったのかな? 「ご馳走様でした。お腹いっぱい!!」 お土産のほうとうを買って お店を出て駅に向かう タケルは腕時計を見ながら 時刻表を見る 「30分くらい待つかな。ホームに入る?  それともここで待つ?」 「そうですね。10分前くらいに改札入れば  大丈夫そうですもんね。」 二人はベンチに腰掛けて待つことにする 「今回の旅行は楽しかったです!  タケルさんと一緒に観光出来たし。」 「うん。旅って出会いがあるんだなって 思ったよ。笹谷さん、とても楽しい人だしね?」 「またまたー、私子供みたいですものね。」 恥ずかしくなって足元見ながらカナは話す 「ううん。笹谷さん子供みたいじゃないよ。 沢山元気もらったし。ありがとう。」 タケルはカナの顔を覗き込むように話す カナの顔がほんのり赤くなった ん?笹谷さん赤くなってる 思わず手をおでこに当てた 「タケルさん?」 「えっ?あっ、笹谷さん顔赤いから 熱あるかと思って。大丈夫だね。」 慌てて手をおろした さっきから少し変だな... タケルさん 「そろそろ電車くるかな?ホームに入ろうか。」 先に立って歩き出すタケル カナは後ろを追いかけた… ………
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加