Love traveler

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☆25 ホームに入って 少し待つと電車が到着 電車に乗って バッグを棚に置き ボックス席に並んで座る二人 ん?隣に座ったけど まずい?密着度がありすぎかも?! 隣のカナをチラッと 見ると普通だ どうして俺だけ意識してるんだろ? 今日の俺は変だ… タケルは自問自答している 黙っているタケルの顔を見るカナ タケルさん、なんか顔赤いけど 大丈夫かな? 「タケルさん?」 「ん?」 呼ばれてカナの方を向くタケル おでこに手を当てられる 「大丈夫ですか?顔赤いので。」 「ん?…電車の中が暑いんだよ。」 誤魔化してみる… 「暑いですか?」 カナが首を傾げている ドキッ うっ、また胸の奥が痛い… これって… もしかして?! 笹谷さんのこと… そんな、昨日今日でそんなことある? タケルは恋愛歴を思い出してみる 自分から好きになるってことはなかった… 相手の女の子から言われて付き合っていることが 多かったな… タケルは初めての感情に動揺し 首を振った… 「タケルさん?どうかしました?」 「えっ?ごめん…」 「疲れているなら。寝てくださいね。  私全然大丈夫ですから。私も眠くなったら寝ますし。」 ニコっと笑うカナ 「う、うん。ありがとう。」 タケルは眠れそうになかった… 眠ったのはカナ コクっとなり始めて タケルの肩に寄りかかって そのまま眠っている 睫毛長いんだなぁ タケルは眠っているカナを見て思った… ………
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