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☆37
抱きとめられたカナ
かぁ…
「ご、ごめん…喉渇いたからつい
掴んじゃったよ…」
カナから腕を離した
タケルはバツが悪そうしている
「私がはしゃぎすぎたから、ごめんなさい。」
「ううん。俺の方が悪かった。
奢るよ。飲み物何飲む?」
「いいの?」
「遠慮するなよ。」
二人でコンビニへ入る
ペットボトルが並んでいる前へ
二人並ぶ
「俺は…お茶にしよっと。カナは?」
「えっと…甘いの飲むと後から喉渇くし…」
フッ
タケルが笑う
「あー、また子供扱いしてるー」
「してないよ。」
「ずっと悩んでいると日が暮れるよ。」
「あ、いけない。う~ん。これにする!」
とったのは何故かジャスミンティ
「えっ?いいの?」
「うん!」
「買ってくるから、外で待ってて。」
タケルはレジに向う
……
「お待たせ。今飲む?」
「飲む!」
タケルはジャスミンティを渡した
「ありがとう。」
ゴクッ
「うーん、冷えてて美味しい」
タケルもお茶を飲んだ
「行こうか?」
「うん、行こう!」
更にテンション上がっているカナ
見ていて危なかっしい
「カナ、転ぶなよ。」
「大丈夫!」
海が見える所まで出てきた。
「わぁー」
カナはかなり嬉しそう
「どこから海見る?海岸側へ行く?」
「うん、砂浜から見たいな。」
海は道路を挟んで向こう側…
海岸へ行ける通路から海へ出た
日は少し傾き始めている…
………
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