Love traveler

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☆40 もう頂上まで直ぐそこ… カナはタケルに注意されたのが 効いたのか、大人しくなる まったく、カナにはハラハラさせられる 俺が守らないと… えっ?また俺、余計な言葉が出てる 「カナ、足元気をつけろよ。」 「うん。」 先にカナが頂上に着いた シーキャンドルが見える… ライトアップされていて綺麗 「わぁ…」 カナの横顔を見ると輝いている 「タケルさん、早く行こう!」 すっかりカナのペースに ハマっているタケル シーキャンドルに行くには 植物園を通らないと入れない 先ほど購入したチケットを見せて中に入る 植物園には目もくれないカナ 奥まで行くとシーキャンドルが 姿を現した ライトアップは四季で 変わっているらしい 今は夏なので、 明るいブルーを基調とした涼しげなライトアップだった 展望台まで上がるのは エレベーター 既に列が出来ている 列の最後に並ぶ カナは並んでもニコニコのままだった 「夜景見るの始めて。タケルさんは?」 「俺は何年か前見たかなぁ…」 順番が回ってきて エレベーターに乗り込み 展望台へ上がる 扉が開いくと そこは展望台 家族連れは殆どいない カップルが多い カナはタケルの手を引っ張り ガラス張りの展望台へ近づく 江ノ島の街並みがライトで綺麗に光っている 「やっぱり来て良かったぁ!!」 カナは瞳をキラキラ輝かせている 「カナ、上に上がると外からも見えるみたいだよ。」 「行ってみたい!!」 上がると外から展望できる 風が吹いているがそれほど強くはない 「綺麗…ありがとう!!タケルさん。」 「うん。こちらこそ。ありがとう。」 気がついたのはカナだった 「あっ、ごめんなさい…手繋ぎっぱなしだった」 そして恥ずかしそうに離した… ………
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