第二章

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石川の住まいは、アパートというよりはワンルームマンションといった今風の間取りで 全体がフローリングで、奥に敷かれた布団が目に付いた。 男の一人暮らしにしては、片付けられた部屋だった。 「意外に、綺麗なお部屋ですね」 「そうですか?さぁ、どうぞ。狭いですけど……」 石川は、布団の向かい側に置かれたソファを指差すとエアコンを 作動させた。 美紀が上着を脱いだときに、白地のブラウスの背中に水色のブラのラインと 腰を屈めたときには、スカートにショーツのラインが石川の視線に入った。
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