第二章

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フロント両方のタイヤとフェンダーの「洗車」が終わると 仰向けにして、両手を上に上げさせた。 「ここが、見落とすポイントなんです」 「えっ、どこ?……」 「ここに、細かい泥とかほこりがこびりつくんです」 「えっ、まさか……」 「スポンジ」は脇の下をゆっくりと丹念に大きな円を描いていた。 あっ、ダメだって。そんなところ舐めないで……。
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