第二章

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美紀の心の叫びも届かず、「スポンジ」は両方の脇の下の「洗車」に 手を抜かなかった。 次に、「スポンジ」は両足に移動していた。 「解釈は、手と同じです」 石川は、美紀の足元で説明していた。 「ここが、後輪のフェンダーです」 両手の指先で太ももを撫ぜながら、「スポンジ」による「洗車」が始まった。 そして、両足の指も手と同じように「スポンジ」で、きめ細かい作業が 行われた。
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