第二章

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「街中なので、エンジン音を少し下げましょうか」 耳元でそう伝えると口にタオルを咬ませた。 「あぁ、雨が降ってきたようです。ワイパーを使いましょう」 えっ、ワイパーって何? タオルを口にくわえていたので声が出せず、石川に目で訴えた。 耳元で、呟くと胸元に手を置き、撫で回すと指先で乳首をつまむと、 先を尖らせた「スポンジ」で、緩やかに「洗車」の作業を繰り返した。
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