第二章

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「おっと、急な上り坂が見えてきましたよ」 急な上り坂って何?……訳わかんないんだけど。 石川は、タオルをくわえた美紀を四つん這いにさせた。 「さぁ、急な上り坂なのでタイヤの力を借りましょうか」 何?タイヤの力って……。 「さぁ、さっきタイヤの溝まで綺麗に洗いましたから、しっかり路面を 掴んでください。もう少し、回転を上げますよ」 石川は、美紀のお尻を両手で抑えながら「ピストン」をさらに早く 動かした。
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