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気がつくと、すでに、部屋には薄日がさしていた。
室内の置時計を見ると、午前五時を回る頃だった。
えっ。五時って!
美紀は、時計を見て驚愕した。
この部屋に入ってから、「作業」が開始されたのは一時頃に違いない。
それじゃ、四時間も「洗車とドライブ」をしていたことになるの。
美紀の意識が、まだ翻弄としている時に石川が声をかけた。
「美紀さん、今度は普通に洗車しましょうか」
「えっ?……」
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