第1章

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知らず知らずの内に僕は両親を殺してしまった。親切に僕を引き取ってくれた叔父さんと叔母さんを殺してしまった。 精神が崩壊しないのが不思議なくらいだ。 この力は使ってはイケないと母さんからの手紙には書いてあったけど…。 ごめんね…母さん。父さん。 僕は、この呪いを断ち切る。でも…その前に使いまくってやろうと思う。 この世には、悲痛な叫びが響き渡っている。だから僕は役に立つ事をしようと思うんだ。 この世には…要らない人がいるでしょ? 自分の意思ではなくても何人も殺してしまった僕には、もう感情なんて残ってない。 そんなに殺してほしいなら… 僕が…望みを叶えてあげよう。
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