第1章

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18歳になるまでは苦痛の日々だったが、独り暮らしを目標に乗りきった。 僕は18歳になって施設を出た。 そして僕は闇に紛れて仕事を始めた。両親が残してくれたお金で充分生活は出来るが、どうせなら稼ごうと思った。 依頼は驚くほど毎日くる。 顔も見ず、メールでやり取り、振り込みを確認して実行する。 死因はそれぞれ。殺人事件にはならない。噂が広がり依頼は増え続ける。 僕はただ、依頼者の指定した人物に挨拶をするだけだ。 「おやすみ。」…永遠に。 ってね。簡単だ。 いつしか闇社会では、百発百中の殺し屋と呼ばれるようになった。 だが、どうやって殺しているのかは誰も知らない。 闇社会には闇の掟がある。 僕は顔は出さないが、ネットワークは繋がっている。持ちつ持たれつ。顔の知らない友人が数人出来た。 顔も合わせず、友人と呼んでいいのか、わからないが、たぶん、僕の中では友人だ。 僕の中でも、少し変化が起きているのがわかった。
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