第二章  ごめんね

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結局、薬を飲んでから3時間ほどすると 自然と目を覚まし、普通に動けたのですが 薬に慣れるまで、そんな事が 数回にわたって起こりました もちろん、誰もいない家の中で 倒れることもあるので 無理ができなくなりました 頑張っていた畑仕事も、毎日は 続けられなくなり 手抜き菜園になりはじめました それでも案外、野菜が育つことに 逆に新たな発見をしつつ 土って凄いなぁ…と感心したり 主人と子供がお風呂にはいったすきに うっかり寝てしまうと、娘がこっそり 布団をかけてくれたりして 身体は動かないものの、かすかに声が 聴こえていて、なんだか妙に嬉しかったり
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