第一章  気分は、孫悟空

2/6
152人が本棚に入れています
本棚に追加
/320ページ
県立病院で予想通りの診断を受け とりあえず投薬治療することになったものの この薬は本来、この病気のために 開発されたものではなく 他の病気のために開発された薬が どうやらこの病気にも効くらしいと 分かったことにより、 この病気の特効薬、と言われるように なったという、なんとも複雑な薬でした しかもこの薬、副作用がとにかく酷い そして、危険。。。 薬なんて元々、よく調べれば 危険なものなのかもしれませんが 脳と脳幹(簡単に言えば脊椎)に 作用する薬で、一定の血中濃度を超えると 薬の中毒症状で死に至るそうで 「痛いからって容量を増やさないでくださいね」 なんて念押しされたほどでした
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!