第四章  娘の学力

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娘は、障害のせいか体の感覚が鈍く どんなに教えても、独特の字を書きます 主人はこれを 「自分の名前すら満足に書けないなんて みっともない」 と、すっぱり斬り捨てます でも、卒園アルバムの文集を見直したとき 確かに娘の字は上手ではないけれど 頑張って書こうという努力が 垣間見えました もちろん、幼稚園と小学校は違います それに時間がたって、変な癖が ついてきたのも事実です でも、それは、跳ねる、はらうという 手の動きがどうしてもわからないからで そんなに何もかも完璧を要求しなくても… と思うんです 私が甘いのか、主人が厳しいのか
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