第五章  病気、病気、病気

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私が小さな頃から、両親は某宗教に傾倒していました (傾倒なんて言うと怒られますが) その教義では、現世で起こる悪いことは 前世で犯した罪の結果なんだそうです そうだとするなら、私はどれだけの 大罪を犯したのかと、 どうしても思ってしまうことがあります 後日、婦人科に行き 『おそらく卵巣嚢腫ですね』 と言われました 俗に言う卵巣嚢腫ですが、実は中身によって 種類が違うらしく私の場合は残念ながら 生理が終わっても、小さくなることはない 皮様嚢腫というタイプだと思われるそうです よくある、髪の毛や骨の破片が入っている タイプのものです
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