第十章  今できること

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時間があれば図書館の貸出禁止図書を 閲覧して、自分なりにノートにまとめて 記録を残して調べものをする そんな事を繰り返していた時期がありました 別に学校の勉強のためではありません ただ、いろいろな事を知りたかった ろくに仕事もしないくせに亭主関白を気取る父 必死に働いて家事をこなし、それでも 父の言いなりの母 何故か親に反抗もせず、良い子な兄 私はそんな家の中で、 洗脳に近い状態で育ちました 父の言うことは全て正しいのだと教えられ 父の考えに反したら、朝まで正座してお説教 父の機嫌が悪くなれば正座してお説教 父の言うことは絶対 それが、歪んでいるのだと分かってきた時 正しい答えをくれるのが本だったのです
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