special thanks

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「メリークリスマス、響」 腕の中に閉じ込めた響に後ろから囁く。 まさか響とこうして一緒に過ごせる日が来るなんて夢にも思ってなかった。 「こうたろ…メリークリスマス」 「こうたろ、じゃなくて…浩太郎なんだけど」 「ふふ…どっちも変わらないよ」 君はイタズラに笑って僕の手を優しく撫でる。 それにつられて僕も小さく笑って、その手に自分の指を絡ませる。 「ねぇ、響…」 「ん…?」 「このまま…結婚しちゃおっか?」 「なっ!…」 「僕はいいよ。響と結婚してあげても」 そんな言い方じゃ当然、納得する訳もなくて。 君は少し怒って僕の腕から逃げようとする。 「どっち?早く答えて…5、4、3、2…1」 「しないっ!…もん」 「あーぁ、時間切れ」 「…時間切れって!」 「僕以外、響の事もらってくれる人いると思ってんの?世界中探してもいないと思うよ、僕は」 なんて…強がりもいいとこ。 本当は僕の方が君から離れられないっていうのはカッコ悪いから内緒にしておこう。 少しだけ未来が見えた気がする。 いつも僕の隣には君がいて、僕が「バカ響」ってからかうと君はすぐに拗ねるんだ。 そんな毎日も悪くないな、なんて柄にもない事を1人で考えて僕は小さく笑う。 来年のクリスマスも再来年のクリスマスも…ずっと。 「響…愛してるよ」 … To Be Continued
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