oneday scene

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「おいひー…」 隣でマカロンを頬張っている響を眺める。 「こうたろも、いる?」 「いらない」 食べている顔に手を伸ばして響のかけている眼鏡を外した。 「あっ…」 「眼鏡、してない方が可愛い」 僕と付き合い出してから、響は恐ろしいほど綺麗になった。 いや、元々綺麗な顔立ちはしていたし悪くなかったけれど、とにかく垢抜けたのだ。 そして僕は、そんな響に心配事が増えて困っている。 まずは、クリニックに新しい医者が入ってきた。 それも男。 それも結構なイケメン。 ちなみにこれは、クリニックのホームページで確認済み。 もう一つは、あの例の男、渡辺だ。 響が学会に参加すると言った日曜日、僕は嫌な予感がして学会の会場まで迎えに行った。 そして、渡辺と話している所を目撃。 すかさず登場、笑顔で挨拶をして響を連れて帰ってきた。 そう、どれも僕のヤキモチだ。 まぁ、響は僕のことが大好きだから、本当の所はそんなに心配はしていないけれど。
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