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「………皆に迷惑を掛けたことを先ずは謝りなさい…そしてあなたを探してくれていたのだからお礼を言うの…」
「…………っ…ごめ…ごめんね……」
「…ごめんねじゃないわよ…ごめんなさいでしょっ」
「……ごめんなさい………ごめんなさい…家出して…迷惑を掛けてごめんなさい……皆…探してくれて…ありがとう……」
「お礼を言うわ…皆…ありがとう……ご迷惑をお掛けしてごめんなさいね……」
「僕からも言うよ…咲真が見付かって良かったよ…探すのを手伝って本当にくれてありがとう…」
「いいえ…無事に咲真ちゃんが見付かって安心しました」
「………っ……腹が減った…死ぬ~……」
真理奈は咲真に謝らせてからお礼を言わせ、自分達もお礼を言って、話は格好良く纏まり掛けたが咲真の言葉に皆目を真ん丸にする。
「………」
「………」
「プッ……口を開けばそればっかだな…」
「ぶう……腹が減ったのは本当だもん……」
「皆は車じゃなくて、お家から歩いて探しに出てくれたのよね……」
「あ……はい……」
「それじゃあ、徨椰と龍哉とパパはダッシュで、お家まで車を取りに行って乗ってきてね!」
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