日曜日!!

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「買うのはチョーカーだけ…?」 「いや……新しい腕時計も欲しくてさ…」 「腕時計……?」 スウッ 「あった…腕時計のコーナーはこっちか…」 「私も行く」 タタッ スウッ 「へえ…結構あるな種類……」 「オシャレ腕時計!」 「ダサいのは俺は付けねえよ…」 「そうだよね…僕もダサいのは…ちょっと…」 「オシャレ男子!」 「お前なあ………ウザイから徨揶の所で待ってろ…チョーカーは買ってやるから…」 「……うん……ごめんなさい…行くね」 タタッ 咲良は咲真を厄介払いした。 「どうしました咲真お嬢様?」 「咲良お兄様に徨揶の所で待ってろって言われたの…ウザイって…もう!」 「クスクス…それではお2人の買い物が済むまで待って居ましょう」 「うん…」 「咲真お嬢様…」 「何……?」 「その……昨夜のこと…龍哉が言っていたことですが…」 「ああ……う~ん…記憶が無いのは本当だから……何を私はしたのだろうか…?分からない…」 「………そう…ですか……」 「龍哉の口振りだと……咲良お兄様が怒ることらしいね……」 「……………」 「……今のうちに暇だから瞬君にメールをしてみるね…」 「はい」 スウッ ガサッ 〔こんにちは(^-^)昨日はありがとう!〕 〔記憶が飛んでて、私は瞬君達に迷惑を掛けちゃったみたいなんだ…〕 〔私が迷惑を掛けたことを教えてくれると助かります!〕 ピッ 「メール送信完了!後は瞬君から来るの待つだけだね」 「分かると良いですね」 「うん!」 咲真は瞬我に昨日のことが知りたくてメールを送信した。 スウッ 「待たせたな」 「お待たせ咲真ちゃん」 「何の腕時計を買ったの!」 「別に何だって良いだろ…」 「ケチ……ぶうぶう」 「クスクス…」 4人はナチュラルを後にする。 「チョーカー嬉しいな!」 「…そんなに嬉しいか…」 「嬉しいよ」 「そうかよ…」 「クスクス…」 来た歩道を歩いて4人は駐車場に戻って来た。 ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ スウッ 『『バタン』』 『『バタン』』 「次は何処へ向かえば宜しいですか咲良様?」 「……服を買いたいんだよな……メンズとレディースが売ってるショップ……」 「でしたらアルテミスは如何ですか?」 「アルテミス……か……」 「この前行った時にオシャレな服が売っていたのを見たよ咲良」 「マジか…じゃあ行ってくれ徨揶」 「畏まりました」 目的地が決まって徨揶は車を走らせる。 「アルテミスってどんなお店…?」 「どんな……カジュアル系かな…」 「カジュアル……」 「可愛い服も売ってるんだよ」 「そうなんだ…楽しみ!」 向かう車の中でどんな服が売っているのか、咲真はワクワクしていた。
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