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もうすぐ春になる。そんな少し暖かい冬の朝。
誰かの声が聞こえた気がして起きてみる。当然誰もいるわけはなく、その代わりのように手紙が置いてあった。
その手紙は几帳面に置かれていて、なぜか存在感が強い。
最初はシンプルに開けたくなかったけど、その存在感は圧倒的でついに開けてしまった。
中には、
「暁殿
本日午後3時にそちらにお伺いいたします。」と、それだけだった。
差出人の名前もなく、ふと寒気がした。
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