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「あのさ、こんな凄いお祝いの席で、その主役の一人が知里の傍で笑ってるんだよ。 しかも壁際の端っこで。 そんなピッタリ寄り添って。 しかも手なんか繋いじゃって。 どー見てもラブラブバカっプルでしょ?」 「イシくんの彼女って私?」 「っぷ、ぶはははっ」 隣の本人は爆笑中。 優実は、完全に呆れた顔をしている。 「ここまでヒドイとは思わなかったわ」 「ちょっと、優実それはヒドくない?」 「ヒドイのは知里だから。もう、イシくんとラブラブしてなさい。私はハヤくんをおとしてくるから」 やってらんないわ。そんな言葉を残し優実は席をたった。 「あはははっ、知里マジウケる」 イシくんは絶賛爆笑中。
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