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「ねぇ、私たちはカップルなの?」 「知里は、オレが好きなんだろ?」 「……イシくんは私がスキなの?」 「ああ、好きだよ」 う、うっそーー!! サラッと言ったよ。 これって告白?! 「ぶっ、はははっ。自分で聞いといて固まるなよ」 「だ、だって……」 「知里がオレのダンスを好きって言ってくれてから、知里の存在がオレの中でドンドンでかくなった」 まさか、これがホントの告白?! 「知里はオレを好きだろ?」 「……ぅん」 「じゃ、カップルだな。バカップル」 自分で言いながら、爆笑しているイシくん。 初の彼氏が今、出来ました。 繋がれた手。 私が少しだけ握れば、イシくんの瞳が私をみた。
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