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「み、三つって?」 「初彼氏、初手繋ぎ、初キッス」 「も、もう数えないで!!」 「なんで?あと、何個初があるかね?」 「知らないよ!!」 「あははっ、照れてる知里も可愛いよ。チュッ」 おでこに落とされたキス。 なんなのーー?! もう、パンク寸前です。 「じゃ、また明日な」 「う、うん」 「ホントは帰したくないケド、ガマンするよ」 「もう、ホントに勘弁して……」 「あはははっ、じゃ、おやすみ」 「う、うん、おやすみなさい」 自宅前でイシくんを見送る。 まだまだ夏は始まったばかり。 私の恋も始まったばかりだった。 おわり
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