木曜日は図書室に

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ううっ、やっぱり保たないかも。 「どうしますか?」 「ああ、うん。 じゃあそれ、借りてみようかな」 「はい」 嬉しそうに笑う能登さんに僕はとうとう容量オーバーになり、その場にへたり込んでしまった。 「ごめんね、心配かけて」 「いえ。 体調、悪かったんですか?」 どうにか歩いて座った、外のベンチ。 火照った身体を冷たい風が冷やしてくれて、少しずつ冷静さを取り戻す。 「そういう訳じゃないんだけど。 そうだ、お詫びじゃないけど飲み物おごらせて?」 「あ、いえ。 別にそんな」
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