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「じゃあ。
……図書館はただの口実で、ちょっとでも君と話すチャンスが欲しかったんだ、……って云ったら怒る?」
こわごわ能登さんの顔を見ると、小さく首を横に振られた。
「わ、私も、その、……嬉しかった、から」
ちょっと意外、かも。
能登さんがそんなふうに思ってるなんて。
だったら。
「じゃあさ。
……君のことが好きなんだ、付き合ってください、っていうのは?」
今度は能登さんがこくんと頷いた。
それって。
「OKってことでいいの?」
再び、こくん。
レンズ越しに見えるのは、耳の先まで真っ赤になってる能登さん。
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