木曜日は図書室に

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どうしよう、可愛すぎて困る。 「その。 ……好き、だよ」 上目遣いでぽつりと呟いた能登さんの一言に。 また容量オーバーになった僕のあたまからはしゅーしゅーと湯気が出る。 黙っている僕に黙っている能登さん。 ――ほんとは能登さんも、僕が初めて図書室に行ったあの日に一目惚れしてたって、知るのはもっとこの先のこと。 【終】
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