黒猫のハロウィン

2/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
ある夜、僕は女の子の腕に抱かれ、お菓子を貰う旅をしていた。 僕は黒い猫のぬいぐるみ。 随分昔からこの女の子にとても可愛がられ、いつしか意識を持っていた。 僕はその子の一番のお気に入りだったから、遠くからここへ旅行に来る時も僕だけ特別一緒に連れてきてくれた。 旅行最終日の今日はハロウィンで、 女の子は可愛い魔女に変身してお菓子をもらいに行った。 僕も魔女の黒猫として少女に抱かれ、旅のお供をした。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!