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第二話「異世界の扉探し」
下校時間
生徒達は、帰宅していた。
しかし、純夜は、机に座ったまま何か考えていた。
(異世界の扉ってどう開くんだ!くそ~!わからねぇ~)
真剣に、考える純夜に、一人のツインテールの女子が、話かけてきた。
「何真剣に、考えているの?宇宙人とか?」
純夜は、喋らない
それだけ真剣に、考えるのだ!
しかし、女子は、容赦なく純夜の顔面を、殴った。
純夜は、まるで異世界から帰ってきた様な顔で、女子に、言った。
「何するんだ!」
女子は、凄く怒って言い返して来た。
「私が、話しかけてあげているのに、何も答えないからよ!」
純夜は、立ち上がり
「何だと!真剣に、異世界の扉を、開ける方法を、考えていたんだよ!」
女子は、(くだらないわ)呆れながら
「バカじゃあないの。異世界なんて有る訳ないわ。」
純夜「一番パワースポット的には、異世界の入り口は、ここだと思ったんだよ。」と小声で、言った。
女子は、そんな話は、聞かず部活の加入の紙を出してきた。
それには、宇宙人探索団と書いてあった。
しかし、興味は、無い純夜。
純夜「俺ちょっと屋上に、行ってくる。」
女子「私の話を聞きなさいよ!」
純夜は、話は、聞かず屋上を、探し始めたが、見つからない。
諦めず探しているとさっきの女子が、凄い勢いで、走って追いかけて来た。
「逃げるなぁー!」
そのまま純夜に、飛び蹴りを食らわせた!
純夜は、腹を押さえて痛がりながら顔を上げると女子が、
「屋上は、あっちよ。着いてきなさい」
と教えてくれた。
そのまま着いて行って屋上へ着いたら女子は、背伸びを、して嬉しそうな顔で、振り向いて純夜に、話しかけた。
「私ね。いつも屋上で、宇宙人を待つの!いつか宇宙人に、会えそうな気がしてね。だから、あんたの気持ち分かる様な気がするの。」
笑いながらピースを、している女子に、呆れている純夜(お前頭大丈夫かよ....)
二人は、どうやら似た者同士である
しかし、顔を上げて空を見て叫んだ!
「ここだーーー!」
女子は、ビックリした表情だった。
純夜は、ニヤニヤと笑いながら右手で、顔を、隠しそして、空に、手を上げて叫んだ!
「我が名の元に、異世界への扉よ開けーー!」
女子は、何をしているか理解が出来ない様子だった。(はっ?)
しかし、シーンとしていた。
自分の予想とは、違い何も起こらないので、どうするか困っていた。
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