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ザバッと湯から上がり、軽くタオルで拭いてからバスローブを羽織る。
寝室に行くと、着替えが置いてあったのでそのパジャマに着替えるが、上はあるのに下がない……
「ズボンは?」
大きなシャツ1枚だったのでそう聞くと、外からまたルーカスが笑ってくる。
「奏太、幻天界はシルクか綿のシャツ1枚だ。こちらとは違うから諦めるか、こちらのにしてもらうかにしろ!」
「マジかよ!えっと、これの短いので、上下ある奴で……まぁいいや、ありがと!」
そう言ってからリビングに行きコーヒーを煎れる。
「私が……」
「いいからいいから」と、もう一つのカップを手渡す。
「奏太さん、全てノアに任せても構わないのですよ?」
「ユーリさんもまた硬い言葉に戻ってる。仕事なのはわかるけどさ、場所と天満堂が少しかわっただけだから、今まで通りでいいんじゃない?って俺は思うけど」
そう言ってユーリにもカップを渡し、みんなで座る。
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