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入り口で貰ったパンフレットならぬチラシには、D~SSSまでのランクがあり、D~Bランクでは賞金10000幻~50000幻、一年分の無料食事券。Aランクからは賞金がかなり上がり、500000~1000000幻。 SSSになれば、賞金3000000幻と跳ね上がっており、賭けをしている人もいる。 この金額の内訳はわからないが、それだけ危険があるということなのだろう。 ノアの性格からすれば、無難なBランク止まりだろうが、出場者は呼ばれるまで観客にはわからないことになっているらしい。 「よぉ、兄ちゃん。初めてか?」 「はい。連れが出るもので」 「ランクは聞いたか?」 「いえ」 「ここは雨の日しかやらねぇからな、この街の暴れん坊達がでるんだが、A・SSSは幻獣が出るんだ。SSSだけは魔幻獣が出るから、この街ではあまり見ることはできねぇし、まず倒せるやつがいないから用意はしてねぇんだがよ、今日は居るって噂なんだ」 「でも危ないですよね?」 「何人も死人が出てるし、勝った奴なんて居ねぇな」
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